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2013年3月21日 (木)

カイセンタヌキ

アナグマがいるよ!
って言われて見に行ったのだけど・・・

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コイツはアナグマじゃなくて、タヌキ。
タヌキっぽくないのは、アチコチ毛が抜けてしまっているから。

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オイラも間近で現物見たことないのだけど、疥癬に罹ってしまったのだろうと思う。

疥癬だとすれば・・・
原因となっているのは、センコウヒゼンダニ。
名前の通り、皮膚下に穿孔(穴を掘る)し、その体液を吸い生活、繁殖をする。

ペットが媒介したという説は、未だ専門家の間でも結論が出ていないようではあるけれど

タヌキは犬科で、罹ったタヌキと接触すれば犬にも罹る。
罹った犬と接触すれば、タヌキやキツネ、イヌにもまた罹る。

マナーや法令、スタンスとしての犬連れの是非ではなく、ペットに自由を与えようとリードも付けずにコントロールできない条件下で連れ歩いた場合、大事なペットがこんな状態になる可能性もある。

更には。
センコウヒゼンダニは体を離れると長く生きる事は出来ないそうだけど、長く生きられないだけであって、体から離れたら生きていけない訳じゃない。
野生動物のすみかである以上、「そこにいつ居たか」など誰にもわからない。

こんな事は、ペット飼養者として知っておくべきだと思うな。

また、感染したペットは薬を与えてもらえるけれど、野生動物はその限りではない。
もしもペットが媒介した場合、ペットは助かるけれど、野生動物は助からない事になる。
(実際、今回も報告はしたけれど、山奥だからそのまま放置という事になった。)

最近、ペットを連れて歩く人が増えてきているように感じるけれど、ペットにも野生動物にも、こんなリスクがある事も併せて知っておくべきだろうね。

さらには、一時的にであっても人にも感染をする可能性があるらしい

たまには、ちょっと真面目な記事も書いてみる。

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コメント

皆様
おいでませ~♪

私は獣医でも専門家でもないので、回答もどうかなぁ…と思うのですが。

>たるねこ様
動物の毛皮、特に冬げは非常に暖かいです。それが抜けてしまう(掻き毟るようですね)と、やはり体温が維持出来ないようです。
自治体によって疥癬にかかった動物への対処は異なるようですが、例えば千葉県だと放置那須町だと報告となっています。
センコウヒゼンダニは、動物の種類にかなり好みがあるようで、イヌ科からネコ科へはあまり感染しないようですね。

>山狸様
同じイヌ科の治療としては薬用シャンプーや注射、経口投与などがあるようですが、いずれもお金がかかりますから…
また、昔から硫黄が効果があると言われているので、硫黄泉に浸かる事が出来れば、もしかしたら?

>むささび様
可哀想なのですが、野生動物と考えれば、致し方が無い事情だとも思えます。報告しましたが、基本放置という事ですから、感染が拡大しないことを願います。

またお越しくださいまし。

投稿: べー太 | 2013年3月24日 (日) 22時31分

うー。ひどいですね。痛いでしょうね。
見ているだけでこちらも顔がチクチクしてしまう・・・

>感染したペットは薬を与えてもらえるけれど、野生動物はその限りではない。

ほんと、これが何とも辛いところですね。

投稿: むささび | 2013年3月22日 (金) 11時10分

うぅ。可哀想です。
人事とは、もとい、タヌキごととは思えませぬ。
助ける手立ては、如何に?

投稿: 山狸 | 2013年3月22日 (金) 00時34分

疥癬のタヌキ・・・最近みましたよ。
人のたくさん訪れる公園で。
2匹とも、しっぽの先と頭上に少し毛があるだけ・・・あまりに酷い状態だったので、ブログには載せませんでした(ρ_;)
毛のない状態で冬を過ごしたのかと思うと可哀そうで。
奥日光では厳しいでしょうね。長くは生きられないかも。

猫が興味津々で近づいていたので、あの猫からまた広がるのでは?と心配していたところです。

投稿: たるねこ | 2013年3月21日 (木) 23時27分

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